介護の現状は、年々深刻なものになっています。
介護を仕事として行う上での危険は、多岐に渡ります。利用者の理不尽な要求と言った精神面なものから、利用者の生活を支えるという体力面での負担などがあります。それらの仕事の辛さ、それに見合わない賃金の低さによって、若者が仕事に就こうとしない原因となっています。
若者がいない事で、本来行えるはずのケアが出来なくなってしまいます。あるいは、話し合いの上ではきちんとしたマネジメントが出来たとしても、実際の現場では、それが上手く回らないということが起こってしまいます。その原因は、人手不足はもちろんのこと、職員の方々が高齢化しているという現状もあります。こうした危機を乗り越えるために、若者の体力が必要になってくるのです。
若者が介護職に就くことで、改善されることは多いです。体力のある若者が働くことによって、リスクマネジメントに見合ったサービスを提供することが出来ます。今の若い人たちは、好きなことを仕事にすることを求めています。お金よりもやりがいを目的としている人も多いはずです。そういった奉仕の精神ややりがいを仕事のモチベーションに繋げられるのが、介護の仕事なのです。
介護を仕事としている人の相手は高齢者であり、人間です。介護の元を辿れば家族です。それに限界が来て、今日のような介護というサービスが仕事として存在しているのです。だとしたら、そんな家族の手助けのために、自分の体力を生かしてみるのはいかがでしょうか。感謝の気持ちや利用者の笑顔が何よりのやりがいに繋がる、それが介護の仕事なのです。